(嘆願書の提出をした時の事を詳細に報告します。)
1月18日、東京地裁にて、あらかじめアポを取っていた刑事訟廷管理事務室の方にお会いし、
担当裁判官宛てに集まった嘆願書の署名と、護摩ちゃんの生前の写真、護摩ちゃんの飼い主さんからの手紙を渡してきました。
裁判の前に、担当裁判官に対し外部から事件に関する情報を入れてはいけないという法律があるので、
裁判官には直接渡せませんでしたが、担当部所の方は優しくまた理解があって、私達の嘆願書の主旨をよく理解してくれてました。
猫たちがどんなに恐ろしいむごい目に遭ったかはもちろんの事、以下のことを伝えました。
・現在の法律では、嘆願書を出しても刑罰を重くすることはできないのは重々承知していること。
・裁判官は、被告に対し病気の治療をしろとか病院へ行けと指示するような判決は出せないということもよくわかっていること。
・それでも、何らかの形で現在の法に沿った判決以上の言葉を添えてもらうことで、
被害者の心も救われるし、被告も罪の重さを認識でき、それによって更生への道が開かれること。
・嘆願の内容よりもその「理由」を読んでいただき、動物虐待事件の現実を知っていただきたいと思ったこと。
・動物虐待が世間へ与える衝撃はとても大きいということ。これは動物好きに限らないこと。
・特に横浜の事件は執行猶予後わずか数ヶ月で犯行を繰り返していること。
・今回の裁判が今後の動物虐待事件の裁判へ良い意味で影響を与えるものになって欲しいという願い。
・飼い猫が被害に含まれていたのは裁判の資料に提出されていないこと。それは本来受けるべき刑に影響するということ。
(警察の対応の悪さや被害者の受けた精神的被害なども併せて。)
・動物虐待は許されないことであると世間に知らしめ、今後の模倣犯抑制になること。
これらを、担当の方は40分も時間を割いて熱心に聞いて下さいました。
それでようやく私達も緊張と不安が解け、気持ちも前向きになりました。
言うべき事は全て言えたと思います。
そして、嘆願書の受け取り証明もちゃんといただきました。
検事のほうとは本裁判の担当、O友検事に会えました。
O友検事は、最初いかにも親切丁寧な様子で、嘆願書に目を通し、私たちを労ったり署名数に驚いたりしてました。
それで私も、裁判所で話したように、嘆願書の主旨や、
護摩ちゃんが保護されてどんなに幸せに暮らしていたか、飼い主の方がどんなに嘆いているか、
世間へ大きなショックを与えたか、護摩ちゃんの写真もその場で説明しながら見せました。
けれど、検事はその場でぱらぱらと嘆願書に目を通しただけで、頑なに受け取りを拒絶しました。
普通、こういう系の嘆願書は、直に相手に送るように呼びかけるので郵送されるんです。
わざわざ呼びかけた本人(この場合の私達)が相手に面会して手渡しするのは、
マスコミを呼んで渡しているところをアピールするためとかだけらしいです。
郵送だといくら拒んでも受け取らざるを得ないですよね。
でも、私達は、数を把握したかったし、署名を書いてくれた方達の気持ちに応えるためにも
手渡しするのが礼儀だと思ってわざわざ行ったんですが、
「受け取らない理由」を明確に言わずに「どうしても受け取らないといけないんですか?」と繰り返す検事。
要するにやる気がないんだなと感じました。
受け取れば建前でも目を通さなくてはなりませんから…。
以下私達をY、O友検事をOで。
Y) 郵送で送られた物はどうするんですか?送り返すんですか?
O) いや、そんなことはしない。
Y) そうですよね?じゃあどうして?
他の嘆願書たとえば薬害エイズだとかスモンとかリタリンとか、病気関係でもよく嘆願書とか出てると思うんですが、
ああいうのも受け取らないから持って帰れって言うんですか?
O) それは私はよく知らない。
Y) たくさんあるから置き場所がないんですか?
O) いや、場所はあるが…。ただ、裁判の後どうなるかと言うと要するに仕舞ったらそのまま…
Y) つまりお蔵入りになると?
O) そうですそうです。 それでは申し訳ないし。
Y) いや、お蔵入りでも何でもかまいません。裁判の後で処分してもどうでも、それはそちらの自由です。
とにかく受け取っていただかないと、これは検事さま宛てにという事で書いていただいた個人情報ですから!
O) お気持ちはわかるんですよ、でも受け取らないとだめなんですか?
私は今こうしてたしかに嘆願書の主旨を伺いました、数もお聞きしました、
多くの方のお気持ちも拝見しました、ではだめなんですか?
Y) 受け取ると立場的にお困りになるとか?他の検事さんに叱られる?
O) いや、そんなことはないです。(苦笑)
Y) じゃあどうぞお納めください。
とにかく今見ただけで持って帰ったらそれきり読んでいただけないけど、置いていけばもう少しでも見ていただける時間があるし。
O) 私は今こうしてたしかに嘆願書の主旨を伺いました、数もお聞きしました、
多くの方のお気持ちも拝見しました、ではだめなんですか?
Y) これ(個人情報)を私達の手元に置くのは責任問題になります。
これは私たちへではなく検事さま宛てに書かれたものです。
O) 署名を書いた人達はあなた達を信頼して書いたんじゃないんですか?
Y) それはそうだと思います。
O) だったら良いじゃないですか。
Y) いえ、よくありません。私達は郵便配達のような立場です。
受取人が受け取りたくないと言って郵便屋さんに手紙をやると言われたら郵便屋は自分の家に持って帰りますか?
検事さんが言ってるのはそれと同じです。
O) でもあなた達は郵便屋さんじゃないですよね?
Y) 郵便屋じゃないです。でも状況として例えで言ってます。受け取ってください。
O) 受け取るのはちょっと重いですよね。
Y) そこを何とかよろしくお願いします!
O) お気持ちはわかるんですが、あなた達の手元に置くのはそんなに信用をなくすんですか?
Y) そりゃそうですよ!届けると言って集めました。手元に置くために集めたものではありません。
個人情報を持っているわけにはいきません。
O) だったらあなた達が処分すれば…。
Y) そんな権限は私達にはありません。処分するなら検事さんがしてください。お蔵入りでも何でもしてください。
O) お気持ちはわかるんですが…。
Y) とにかく受け取ってください!よろしくお願いします!
O) 私は今こうしてたしかに嘆願書の主旨を伺いました、数もお聞きしました、
多くの方のお気持ちも拝見しました、ではだめなんですか?
後で「そんな物見ていない」なんて言いませんから。
Y) いえ、どうかお手元に置いて少しでもご覧ください!どうか受け取ってください。
O) 重いんですよね。とてもたくさんの気持ちですよね。
Y) 重いです、重いですがそこを何とかよろしくお願いします!!!!
…こんな感じでした。
郵送だと受け取ってるし、受け取ってはいけない規則もないし、受け取れないという明確な理由もないのに、
堂々巡りな会話をして、私達はバッタみたいにぺこぺこお辞儀を繰り返しました。
法律のことはまったくの無知です。。。
けれどたぶん、受け取ったら職務としてちゃんと目を通さないといけないという義務があるのではと思うんですが
(少なくとも気持ちとして)、
検事としての主義をもって受け取らない、というのではなかったと思います。
そもそも、嘆願書のタイトル「厳正かつ適切な判決を望む」というのから気に入らなかったようで、
アポを取る時にも「厳正かつ適切な判決は当然されるんですよ!」と、言われました。
それは確かににそう(である筈)ですね…。
けれど裁判官の人の方はそういう点を私たちも重々承知の上での嘆願だとよくわかってくれたのに。。。
簡単に済む仕事をややこしくするなという気持ちなんでしょうか?
受け取り証にしても、そういったものは出せない、と。
裁判所では出していただきましたと言うと答えず、
最後の最後に「受取証は要りませんね!」と押さえつけるような言い方で帰されました。
たくさんの方が願いを込めて、中にはきっと泣きながら、思いを綴ってくれたのに、
ひとつひとつ丁寧に全部読んで欲しいとは言わないけど、
せめてもう少し真剣に受け止めて欲しかったです。
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