■ まず、本当に保護が必要なのか?
緊急でない場合は慌てずに聞き込みなどで調査して下さい。
その結果、あなたが保護しなくても済むかもしれない、思ってもいない事実がわかる場合があります。
例えば、ちゃんと餌場があって世話している人がいるとか、
餌やりさんとボランティアさんがすでに保護や捕獲の予定を立てているとか、
一度保護したけどどうしても家猫困難な子だったためにリリースされた子だったりとか…。
また、どんなに汚い子でも飼い猫の可能性もあります。
飼い猫だと「保護」ではなく「拉致(窃盗)」になってしまいます。
可哀想と思って「保護」したつもりが単なる迷惑行為になったり、無意味な苦労にならないために事実確認はきちんと行ってください。
■ 事実確認して、やっぱり保護したほうが良さそうだと思ったら、手遅れにならないうちに行動しましょう。
ただ、途中で「やっぱり無理だった!」と投げ出して猫の気持ちを翻弄したり他人に迷惑をかけない為にしっかり考えて保護してください。
■ 保護が必要な場合
1.離乳前の子猫や病気、事故で弱っている子、明らかに捨てられた子など、命に危険がある場合。
2.安全な餌場や餌やりがない場合。
3.虐待や事故が多いなど危険度の高い場所の場合。
4.やたら人懐っこい子(不憫でもあり、人を警戒しない為虐待の犠牲になる可能性も高い)。
5.無責任な餌やりで猫が増えすぎて苦情や嫌がらせを受けている場合。
6.あとは、どうしても気になる!気になって気になって眠れない!という運命の出会い(笑)。
■ 保護する際の注意
1.当然、最後まで責任持って投げ出さない覚悟で。
野良だった子を家に入れると出たがるかもしれません。夜昼問わず鳴くかもしれません。
暴れたり攻撃したり、いくら愛情を持って接してもいつまでもシャー!と威嚇されるかもしれません。
ほとんどの家族はあなたのしている事に良い顔はしません。
先住猫ちゃんも怒ります。ヤキモチやショックで体調を崩すかもしれません。
もちろんお金もたくさんかかります。里親さんも簡単には決まりません。
あなた自身が、自由に外出したりゆっくりした時間を楽しむこともできなくなるかもしれません。
それが野良猫を保護するという事です。 それでも最後までがんばれますか?
2.保護場所の確保と準備 大抵の家庭では家族が反対します。
だからといってもう保護できないと諦めないで頑張って説得して下さい。
ちゃんとした結果が出せれば家族も認めてくれるようになるはずです。
自分で保護できない人は一時預かりさんを探してください。
3.必要な健康チェックと処置
蚤取りと腸内寄生虫の駆虫は最低限必要です。(外に居る猫はネコノミと回虫、条虫をまず持っています。)
先住猫ちゃんがいる場合は、猫エイズ(FIV)と、とりわけ白血病(FeLV)の検査もしておきましょう。
成猫なら成人病を患っているかもしれないので血液一般検査もしたほうが良いでしょう。
4.先住猫ちゃんがいる場合は必ず先住猫ちゃんにもワクチン接種を済ませておきましょう。
ワクチン接種後少なくとも3週間は隔離する事を考えておいて下さい。
(ワクチンを接種してから約2-3週間で免疫ができてくる為。)
5.保護直後の脱走にはくれぐれも注意してください! 見知らぬ場所で脱走したら最悪の結果にもなり兼ねません。
搬送時のキャリーは頑丈な物を使い、丁寧に扱いましょう。
お家の窓やドアの開け閉めは十分注意して下さい。
6.思いがけず高額な医療費がかかる場合もあります。
その覚悟もしておきましょう。
■ 里親探しや一時預かりについては里親詐欺の他、色々なトラブルがあります。
十分気をつけて託してください。
(※別途参照)
■ 保護しただけでは根本的な解決にはなりません。
不妊していないメス猫、去勢していないオス猫がいたら、また子猫が産まれるので、いくら保護しても追いつきません。
その場所がもし近所だったりよく通る場所だったら、思い切って不妊去勢(TNR活動)をして欲しいものです。
ただし、一人で黙々と手術しても、負担は増すばかりで、本当の解決にはなりません。
頑張って地域住民への働きかけ、呼びかけを行ってください。
ずっと気になっていた、という人は案外近くにいるかもしれませんから…!
(※地域猫・TNR活動について) |
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